第6章 「決戦のコンクール」
コンクールが終わり、みんなは外に出た
瞬平「あ!!晴人さん!!」
そこにはベンチに座っている晴人が
瞬平「晴人さん!!大丈夫なんですか!?」
晴人「お前もっと正装してけよ」
凛子「来てたんだね!」
晴人「あぁ」
高木「そうか。ファントムは倒してくれたんだな」
晴人「そっちは?」
高木「優勝どころか…入賞すらできなかったよ」
晴人「その割には清々しい顔してんじゃん」
高木「前に進むには…今を受け入れるしかない。僕も…やっと今の自分を受け入れることができた。これから海外で1から勉強し直すつもりだ。今を生きるために」
晴人「そっか」
高木はコヨミとの方に振り向いた
高木「君たちのおかげで目が覚めたよ」
高木はホールへ戻って行った
瞬平「やったね!」
瞬平はコヨミとの肩に手を置いた
『!』
は手を避けて晴人の元に走った
グラッ…
『!!』
晴人「!!」
ギリギリで晴人が支えた
『ごめん…』
晴人「寝てないんだろ。ファントムまで呼び出して…」
『大丈夫』
コヨミ「大丈夫? 」
『うん』
グー…
晴人「またドーナツ食いたくなってきた」
凛子「また?」
晴人「さっき全然食えなかったんだもん」
コヨミ「今日は私が奢ってあげる」
晴人「えっ?ホント?」
コヨミ「の好きなケーキも」
『いいの…!?』
瞬平「あ、あ、あの!!僕らも一緒にいいですか?」
コヨミ「……好きにすれば?」
瞬平「やったー!!」
勢い良く走り出した瞬平は見事に転んだ
『(バカ…)』