第50章 「サバトの幕開け」

そこには涙を流しながらうな垂れるの姿が

『よかった…目…覚めて…』

コヨミ「どうしたの…!?」

『早くここから逃げ…』

笛木「気分はどうだ」

そこに現れたのは笛木だった

『笛木…』

コヨミ「あなた……あなた私のお父さんなの…!?」

笛木「……………」

コヨミ「答えて!!」

笛木「…あぁ」

コヨミ「……じゃあ…私が死んでいるっていうことも…本当なのね…」

笛木「………」

コヨミ「それなら…!!今ここにいる私は…一体何なの…!?」

笛木「お前はコヨミの姿をした人形だ!」

『そんな言い方…!!』

笛木「だが…今からその体に…心を呼び戻す…」

コヨミ「(心…?)」

笛木「何も心配することはない…」

笛木は腰のベルトを露にした

笛木「変身…!」


《ｼｬﾊﾞﾄﾞｩﾋﾞﾀｯﾁﾍﾝｼｰﾝ!》

《ﾁｪﾝｼﾞ! ﾅｳ!》


笛木は白い魔法使いに変身

コヨミ「…!!」

そして指輪をはめた

その指輪は輪島が作った最後の指輪

『その指輪は…』


笛木《時は来た…》


《ｴｸﾘﾌﾟｽ ﾅｳ》


指輪をベルトにかざすと日食が起きる

コヨミ「何をしているの…!?」

笛木はハーメルケインを出し、音色を奏でる


ｽﾞｷｯ…!!


『う…っ!!』

全身に痛みが走る

コヨミ「…!?」

音色と共に辺りでは地面にひびが入る

コヨミ「やめて…!!これ以上…!!」

『い、やぁぁぁぁぁぁっ…!!』

魔力が一気にに送り込まれる

コヨミ「!!」

『ダメ…っ!!離れて…っ!!』

コヨミはの手に触れた

すると一気にコヨミの方へ送り込まれる

コヨミ「うぅっ…!!」

コヨミは増大された魔力を受け取り、気を失ってしまった

『コヨミ…っ!!』

笛木《の魔力をあわせることによってより強力な魔力が作られる…》

さぁ…私の希望を…コヨミを…生き返らせてくれ…!!

『ああああっ…!!いやあああああっ!!』



「やめろ笛木!!」