第48章 「ワイズマンの真実」
晴人たちは心配になり、山本さんの家に
真由「二階にもいませんでした…」
『こっちにもいなかった…』
晴人は急いで面影堂へ連絡
輪島《いない…?》
晴人「うん。でも…荒らされた形跡もないし、たぶんどっかに出掛けてるんだと思う。山本さんに心当たりない?」
どうやら山本には心当たりがあるらしく、すぐに凜子たちと向かったとのこと
晴人「俺たちも行こう」
『うん』
真由「……強いですね」
晴人「え?」
真由「コヨミさんのこと…心配なんですよね…」
晴人「…ホントはすげぇ動揺してる…」
真由「え…?」
晴人「でも…ここで俺が取り乱したり…腐ったりしてたら…きっとまたコヨミに辛い思いをさせる。にもな」
晴人はの頭を撫でた
真由「晴人さん…」
晴人「だから俺は…自分の信念を貫く。みんなの希望を守る魔法使いであり続ける。自分の大事な人のために…なんちって」
真由は泣きそうな顔をしていた
晴人「え…」
『真由ちゃん…?』
晴人「どしたの…?」
真由「…すいません…。晴人さんがそんな思いでゲートを守ろうとしてたなんて…あたし…自分のことばっかりで…っ」
『真由ちゃん…』
真由「本当は晴人さんからインフィニティーの指輪を奪いに来ました…!!」
晴人「えっ…?」
『インフィニティーを…?』
白い魔法使い《ではお前に新しい指輪を授けよう…。これならメデューサを倒せる…。その代わり…操真晴人の持つインフィニティーの指輪を奪ってこい…》
真由《え…?》
白い魔法使い《これは彼自信のためでもある…。あの指輪は…彼が自ら生み出したもの…。大きすぎる力は…自らを滅ぼす…》
真由「だから私…晴人さんのためでもあるんだって…自分に言い訳して…本当は自分がメデューサを倒したいだけなのに…!!」
晴人「真由ちゃん…」
真由の瞳から涙が零れた
晴人「わかった。これは…真由ちゃんに預ける」
真由「…!」
晴人「真由ちゃんはメデューサを倒すために魔法使いになったんだ。それを貫こうとするのは当然だろ」
真由「晴人さん…」
晴人「うん」
晴人は真由にインフィニティーの指輪を渡した
晴人「(信じるぞ…笛木)」