第48章 「ワイズマンの真実」
―――面影堂―――
仁藤「大丈夫か…?」
『うん。全然平気』
輪島「でも無理はするなよ~」
『…はーい』
凜子「とにかく山本さん、しばらくここに身を隠すのが安全かと」
山本「あの…とにかく亜矢に…妻に連絡を」
山本は携帯を出して連絡を取った
カランカランッ…
『晴人…!』
晴人が帰ってきた
瞬平「晴人さん!ゲート見つかりました!!」
晴人「……………」
輪島「おい…コヨミは…?」
晴人「…白い魔法使いが…笛木が連れてった…」
「「「『え…?』」」」
『それってどういう…!!った…』
瞬平「ちゃん…!」
輪島は目眩を起こし、ソファに座り込む
真由「おじさん…!」
仁藤「あの野郎…!!!今度はコヨミちゃんまで…!!」
晴人「コヨミのことは心配ないと思う…」
仁藤「何でんなことわかんだよ!!」
晴人「あいつは!!…笛木は…コヨミの父親なんだ…」
仁藤「え…!?」
凜子「え…」
瞬平「え…!!」
真由「…!!」
輪島「何だって…?」
『笛木の…娘…』
晴人「あいつがグレムリンからコヨミを守ってくれた。ちゃんとコヨミのことを大切に思ってる…それだけは確かだ」
仁藤「だからって放っといていいのかよ!!!」
晴人「けど俺たちじゃ!!!…何もしてやれねぇだろ…」
仁藤「……………」
輪島「そうか…。これでよかったのかもしれんなぁ…。ここで無理をするより…本当の父親と一緒にいた方が…安心かもしれんな…」
仁藤「でも…!!!」
晴人「とにかく!!…今はゲートを守ろう」
晴人はそう言いながらを見た
『…?』
山本は妻の亜矢に連絡をするが…
凜子「奥さん…出ないんですか?」
山本「何度かけても通じなくて…」