第43章 「指輪の小説家」
『………………』
西園寺はトイレへ向かった
『晴人』
晴人「ん?」
『あの人…どこかに行くみたい…』
晴人「……そうみたいだな…」
晴人が西園寺につけていた見張りのおかげで場所が特定できた
たちが到着するとファントムが指輪を壊そうとしていた
しかしギリギリでガルーダが奪った
《何…!?》
西園寺「あぁ…!!」
瞬平「先生!!」
晴人「困るな先生。缶詰めが嫌だからって抜け出してもらっちゃ」
西園寺「どうしてここが…!!」
晴人「わがままなゲートに慣れてるんでね。優秀な見張りと、優秀な魔法使いのおかげで」
晴人はの頭を撫でる
ガルーダは瞬平に奪った指輪を渡した
瞬平「ゲットしましたー!!」
《またあなたですか…》
晴人「こっちもいろいろ大変だって言ったろ。お前にはとっとと消えてもらわないと。変身」
《シャバドゥビタッチヘンシーン! フレイム ドラゴン》
晴人は変身してファントムと戦い始めた
瞬平「先生、指輪です」
西園寺「あぁ…!!よかった…!!無事で…!!」
バリーン!!
ウィザードはファントムと共に窓を破り、外へ出る
『ちょっと…誰が直すと思ってるのよ…』
は窓を直し始めた
ウィザードは大量のグールを倒している隙に逃げられたのだった
―――面影堂―――
カランカランッ…
輪島「いらっしゃいませ~」
西園寺「何だここは…」
放っておくと何をするかわからないので面影堂に連れてきた
瞬平「新しい缶詰め場所です!」
西園寺「何を言ってるんだ!私は自分の家に帰る!!」
晴人「気持ちは分かるけど、勝手に動かれると困るんだよ。ファントムを倒すまで、ここにしばらくいてもらうから」
輪島「あぁ、そっちのお客さんか。今お茶入れるから」
コヨミ「お帰りなさい」
晴人「ただいま」
『ただいま、コヨミ』
西園寺「コヨミ…!?」
「「「『……?』」」」
西園寺「君は…コヨミって言うのか…!?」
コヨミ「うん…」
西園寺「まさか…」