第40章 「ピッチの忘れ物」
ウィザードはサッカーのキックのような攻撃でファントムを圧している
『(何だか今回は…私が手を出しちゃいけない気がする…)』
ウィザードは最初は圧していたが、ファントムにまた圧倒されている
『晴人…』
《そろそろゲーム終了だな…》
ファントムがウィザードに歩み寄る
晴人《くっ…勝手に終わらせるな!!》
ウィザードはインフィニティーにチェンジ
素早い動きでファントムを圧倒する
そしてアックスカリバーでついにファントムを撃破した
『晴人っ…!』
ギュッ…!
『よかった…』
晴人「あぁ。怪我大丈夫か?」
『うん』
そこにリングを持ったゴーレムが
『ゴーレムちゃん…?』
は手の上にゴーレムを乗せた
晴人「お前何でここに…って、よく表に出てこられたな」
ゴーレムは晴人にリングを渡した
晴人「新しい指輪?なるほど…初めてのおつかいか。ちょっと遅かったけどな」
ゴーレムは頭を押さえた
晴人「冗談だよ。ありがとう」
『よくできたね、ゴーレムちゃん』
頭を撫でると恥ずかしそうに首を振った
晴人は指輪をベルトにかざした
《エラー》
晴人「あれ?」
『使えないの…?』
晴人「何の魔法なんだ…?」
ガォッ!!
晴人「うわっ!!」
晴人の手から指輪を何かが奪った
『え…!?』
それはいつか見た使い魔
使い魔が向かう先にはある男性が
「この指輪はお前では使えない。これは私の指輪だ」
晴人「あんた誰だ」
男性がコートの前を開けるとベルトが現れた
晴人「え…?」
『ベルト…』
「…変身」
《チェンジ ナウ》
現れたのは白い魔法使いだった
晴人「白い魔法使い…!?」
《素晴らしい出来だ…。確かに受け取ったぞ。輪島に伝えてくれ》
晴人「輪島のおっちゃん…?おいどういうことだ…!!それは何の指輪だ!!」
《お前が知る必要はない。来るべき時に備え…その身を大事にしていろ。お前は…最後の希望だ》
《テレポート ナウ》
白い魔法使いは消えた
晴人「来るべき時…?」