第35章 「人気モデルの裏側」
―――国安―――
凛子「失礼します」
晴人、、凛子は木崎に呼ばれて国安にやってきた
晴人「どうした?珍しいな。俺たちを呼び出すなんて」
木崎「お前たちに頼みがあってな」
凛子「頼み…?」
木崎「俺がお前に渡した魔法石…。あれの出所がわかった」
『!!』
晴人「え…!?」
木崎は写真を見せた
木崎「そいつがあの魔法石を…国安0課に流した男だ」
『これ…ソラ…!』
写真にはソラが写っていた
―――――
晴人「あの七三も人使い荒いなぁ…。情報集めに俺たちを駆り出すなんて」
凛子「けど嬉しいんじゃない?」
晴人「え?」
凛子「信用してなきゃ頼まないでしょ、こんなこと」
晴人「そうかぁ~?アイツのことだ、相手はファントムだし、俺たちを使った方が合理的だと思ったんだろ?」
凛子「ふふっ…」
晴人「滝川空…」
凛子「グレムリンを生んだゲートは…美容師だったのね」
3人は滝川空の働いていた美容室に来ていた
凛子「じゃあ…滝川空は…」
「いなくなったのは…ずいぶん前だね。あ、ほら、1年ぐらい前に日食あったでしょ?あの後ぐらい」
晴人「日食…?」
『………』
凛子「急にいなくなったんですか?」
「あ、いや、「僕辞めま~す」って一応あいさつしてった」
凛子「どんな人でした?」
「普通に明るい奴だったねぇ~。何かイタズラ好きな奴でさぁ、いっつも後ろから突然、「ハロ~!」って」
3人は顔を見合わせた
「ねぇ、アイツ別の店でも美容師やってんの?」
凛子「それは…これから調べるつもりですけど…何か?」
「いやー…、アイツが担当してた客、何人か来なくなってさ。うちの客引っこ抜いたんじゃないかって…」
「「『…………』」」