第30章 「進化する野獣」
瞬平「大丈夫ですかね…仁藤さん…」
『大丈夫』
瞬平「え…?」
『ピンチはチャンス。仁藤さんの口癖。あの人なら大丈夫』
凛子「ちゃん…」
は窓を開けた
そこではファントムと戦う晴人と仁藤が
仁藤は今までとは違うコスチューム
『うーわ、派手…』
しかしそこにもう1人
上から高みの見物をしている人物が
『ソラ!!』
ソラ「あ、ハロー!ちゃん♪」
『あなた…!』
ソラ「あれ?怒ってる?」
『当たり前でしょ!中本さんのことそそのかしたのあなたでしょ!』
ソラ「あれ?何で知ってるのー?」
『何ででしょうね』
ソラ「すごいなぁ、ちゃん」
『ふざけないで!』
ソラ「おっと、そろそろ行かなくちゃ!じゃあね、ちゃん♪」
『あ!ソラ!ちょっと…!』
ソラは消えてしまった
『あいつ…何をしたいの…?』
―――空港―――
仁藤「こいつのことは任せろ。俺があんたの分まで研究してやる」
中本「私はまた発掘調査からやり直すよ。思い出したんだ…。私の夢は…世間に認められることじゃない。未知の遺跡の謎を…解き明かすことだったと」
仁藤「まぁまた面白いもん見つけたら俺に教えてくれよ?魔法のランプとか魔法の絨毯とかさぁ…」
中本「何!?そんなものもあるのか?どこだ?どの遺跡のどの辺りが怪しいんだ!?詳しく聞かせてくれ!!」
仁藤「たとえ話だっつーの!」
凛子「まったく…夢もいいけど、生き延びる方法だけは真面目に調べてほしいものね」
瞬平「あ。あの、晴人さんやちゃんの夢って何ですか?」
晴人「…今は…ファントムを倒すこと…」
『…私…も…』
晴人とは歩き出した
『(夢…夢って…何…?)』