第27章 「学園潜入」
晴人たちはメデューサを尾行した
入って行ったのは《涼泉学園高等学校》
瞬平「普通に入って行っちゃいましたね…」
晴人「あぁ…」
『生徒に成りすましてゲートを狙ってるのかも…』
瞬平「え!?どうしましょう…」
晴人「俺も潜り込んでみる」
《ドレスアップ! プリーズ!》
魔法で学園の制服に着替えた
『晴人、私にも指輪貸して』
晴人「はい」
も指輪をはめ、晴人のバックルに手をかざした
《ドレスアップ! プリーズ!》
瞬平「おぉ~!可愛いですちゃん!!」
『制服着てみたかったんだ』
晴人「似合うじゃん」
『ありがと』
瞬平「じゃあボクはどうすれば!」
晴人「その格好じゃムリだろ」
瞬平「え!?」
晴人「そこで待っとけ」
晴人とは歩き出した
瞬平「ちょっと!待ってくださいよ!晴人さ~ん! ちゃ~ん!」
『晴人、いた』
晴人とはメデューサを見つけた
見つからないように陰に隠れて様子を伺った
「真由!」
「「「おはよ~!」」」
晴人「真由…?」
『そんな名前だっけ…』
「ねぇ、変な男に襲われたって本当!?」
「大丈夫だった!?」
真由「うん…」
「私たちも酷い目に合ったんだよ~!?」
真由「え…?」
「変なバケモノが出てきて、もうすっごい怖かったんだから!!何だったんだろうあれ…」
「ね!?」
晴人とは顔を見せないように近づいた
「まだこの辺にいたりするのかなぁ!?」
「あー、今日学校早退しちゃおうかなぁ~!」
「あんたはサボりたいだけでしょっ!真由を見習いなよ。転校してきてから1回も休んでないもんね?」
「真由ってホント頑張り屋だよね!」
真由「いや…そんな別に…みんなこれのおかげだから…」
真由はカバンにつけているキーホルダーを見せた
「何これ可愛い~!」
「可愛い~!」
真由「いつも肌身離さず持ってるの」
「へぇ~!大事なものなんだ!」
真由「うん…あたしの心の支え…みんなにもあるでしょ?教えてくれる?」
晴人「心の支えか…」
『やっぱり…あの子…』
「あの3人の中にゲートがいるのかしら…」
晴人「あぁ…」
『そう思っていいかも…』
晴人「『え!?』」