第26章 「命の選択」
『ん…』
が目を覚ますと見知らぬ場所
『(ここは…?)』
目の前にはもがく瞬平の姿が
『(瞬平くん…!)』
口は塞がれていてしゃべることができない
瞬平は目の覚めたに気づき、話そうとするが部屋の奥にはファントムがいる
瞬平《ちゃん!!大丈夫ですか!?》
『!!』
瞬平の心の声が聞こえる
は頷いた
瞬平《晴人さんが絶対に助けてくれます!!それまで僕が絶対にちゃんを守ります!!だから安心してください!!》
『(瞬平くん…)』
は頷いた
瞬平は微笑んで、鎖を解こうともがく
ガタッ…!!
外で物音がした
瞬平「お、おい…!」
井川「黙ってろ」
井川は物音のした方へ向かった
も鎖を解こうと動く
『(あれ…?)』
セイレーンを呼び出す指輪がない
『(どうして…!?セイレーンがいればここから出られるのに…!!)』
ソラ「いーがーわーさん♪」
井川「…………」
ソラ「あ、ちゃん目ぇ覚ましたんだぁ♪」
ソラは笑いながらの目の前に移動した
瞬平「おい!! ちゃんに近づくな!!」
『……騙してたのね…』
ソラ「何のこと??」
『…ファントムなんでしょ…?』
ソラ「うん♪」
『どうして…』
ソラ「だってボクがファントムだって言ったら… ちゃん、友達になってくれないでしょ??」
『…指輪はどこ』
ソラ「指輪??あー、あれね♪大丈夫だよ!今は指輪の魔法使いのところにあるから♪」
『…っ』
ソラ「君はアノ子を使ってここを出ようと思ったみたいだけど…ダメだよ~♪魔力を使い過ぎると死んじゃうんだから!」
『!!』
瞬平「どうして知って…」
ソラ「ちゃんのことなら何でも知ってるよ♪フフフフフ…♪」
ソラはの腕に触った
そこは呪いをかけられた方の腕…
『嫌…っ!』
確かに今まで心の読めない不思議な人だとは思ってた
けどこんな…ファントムだったなんて…