第4章 「変身!生中継」
―――面影堂―――
凛子「じゃぁ…彼がゲートだったんだ」
晴人「あぁ」
凛子はさっき買ってきたドーナツを晴人から取り上げた
凛子「それで!?ファントムはどうなったの!?」
晴人「何とか倒したよ」
晴人はドーナツを取り返そうとするが、なかなか取り戻せない
凛子「よかったぁ…!!とりあえずは一段落ついたわけね?」
晴人は頷いた
そしてドーナツを見つめる
『そろそろ晴人にドーナツ返してあげたら?』
凛子「あっ…ごめんなさーい!」
『はぁ…』
はコヨミのいる場所に行った
コヨミ「あの人何でいるの…」
『さぁ…』
輪島「え?何だ、面白くなさそうだな」
コヨミ「だって私があそこまで話したはずなのに…」
晴人「まぁいいじゃないの。一度は絶望した人間がここまで立ち直ったんだ」
『そうじゃないと困るし』
凛子はドーナツをほおばっていた
晴人はジャケットを羽織った
凛子「晴人くん、出かけるの?」
晴人「ん?ちょっとゲートの様子を見にね」
『私も行く』
コヨミ「いってらっしゃ…」
凛子「いってらっしゃーい!!」
―――――
晴人「あいつのこと苦手なのによく付いてきたな」
『ゲートなら話は別よ。確かに苦手だけどファントムにさせるわけにはいかないから…』
晴人と歩いていると広場で瞬平を見つけた
晴人「なんだあれ」
瞬平の周りには人が集まっていた
『何か…人がいっぱい…』
瞬平は誰かと話していた
晴人「おい、奈良瞬平!」
瞬平「あっ!師匠!」
「じゃあ私はこれで」
瞬平「お疲れ様でした!」
瞬平と話ていたおじさんは去っていった
瞬平「師匠~!!」
は晴人の後ろに隠れた
そしていつものドーナツ屋に向ったのだった