第23章 「不死鳥の暴走」
―――晴人サイド―――
晴人はもしかしてと思い、国安ゼロ課の木崎に電話してみた
しかし「俺はアイツのお守りではない」と言われた
晴人「どこいんだよ…」
~♪~♪~♪~
晴人「もしもし?」
木崎《操真晴人か。大門凛子の件、調べたぞ》
その様子をソラが上から眺めていた
晴人「じゃぁ…昨日からずっと…?」
木崎《あぁ。聞き込みに出たまま連絡がないらしい》
晴人「そうか。ありがとう」
木崎《礼を言われる筋合いはない。あの女がファントムを追ってるんじゃないかと思って念のために調べただけだ。何かあったらこっちにもすぐ知らせろ。いいな》
電話を切った
晴人「に電話を…」
そう思い、もう一度携帯を見ると、そこにはソラの姿が
ソラ「ハロー?」
晴人「!!」
ソラ「よかったよそれ。届いたみたいで」
ソラが指差したのは凛子の手帳
晴人「これを瞬平に渡したのはお前か!」
ソラ「実はもう1つ、届け物があってさ♪」
ソラはあるものを晴人に投げつけ、いきなり殴りかかってきた
晴人はそれを避け、攻撃しようとするが、ソラは高く飛び上がった
晴人「ファントムか…」
ソラ「やだなぁ~、その呼び方。ソラって呼んでよ」
晴人は渡されたものを見た
それはのつけていた、セイレーンを呼び出す指輪だった
晴人「の指輪…!……無事なのか。と凛子ちゃんは…!!」
ソラ「さぁ?ユウゴに聞いてみたら?」
晴人「…?」
ソラ「あぁ、フェニックスって言えばいいのか!」
晴人「フェニックス…!?」
ソラ「無事かどうかは、高野町の廃工場まで行ってみれば…わかるんじゃない?」
晴人「…お前のことはまた今度だ」
《コネクト プリーズ》
晴人はマシンウィンガーで廃工場へ向かった
ソラ「…頑張ってね。指輪の魔法使いさん」