第21章 「近づく真相」
―――面影堂―――
晴人「ぶわっくしゅ!!あっちぃっ!!」
くしゃみの反動で飲んでいたお茶をこぼした
『ちょっと…大丈夫?』
コヨミ「風邪?」
晴人「いや…何か今寒気が…」
『やっぱり風邪なんじゃ…』
輪島「おーい!晴人~!でーん、とうっ!」
輪島は晴人に向かって新たな指輪を投げた
指輪はそのまま晴人の指にはめた
晴人「おぉ!おっちゃん、ありがと!」
輪島「なーんか乗っちゃってさぁ、2つも作っちゃったよ」
晴人「よっしゃ、さっそく試してみるか」
《ドレスアップ プリーズ》
魔方陣を通ると、晴人は紳士な服装に
晴人「おぉ!まさかの衣装チェンジ」
「「『おぉ~…』」」
輪島「なかなか似合うじゃないか」
『かっこいい~』
コヨミ「でもその魔法どうやって使うんだろう」
ウィザードに変身し、ドレスアップ…
「「『あ、いや、ないないない』」」
晴人「こっちは何だ?」
《エキサイト プリーズ》
晴人が魔方陣を通るとムキムキな体に
晴人「すげぇ~…!どう?」
「「『ないないない…』」」
―――翌日―――
コヨミ「晴人!!ファントムよ!!」
晴人「わかった!」
『いってきます!』
瞬平「僕も行きます!!」
3人でファントムのいる場所へ向かった
ドォンドォンドォン!!!
晴人「おい!ナンパにしちゃ乱暴すぎるだろ!」
《はっはっ…指輪の魔法使いか》
晴人「当たり。、あの人を」
『…うん』
思いっきり足広げてるんですけど…
あの人ホントに女の人なの…?
『大丈夫ですか?』
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
何に叫んだかと思ったら晴人が変身した姿に驚いたらしい
『(怖いんだけどこの人)』
は女の人の足元に魔方陣をはった
『ここから動かないで…』
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
『…………』
グールが晴人と戦っているところを見て話も聞いちゃいない
瞬平「ちゃん、このままここにいたら…」
『そ、そうね…移動しましょ…』
瞬平「今のうちです!」
瞬平は女性の腕を掴み、その場から逃げようとした
~♪~♪~♪~
「あ、待って!メールが!」
落ちている携帯が光っている
瞬平「メール!?」