「新テニ×まもロリ」理想のペア、魔法使いとビーチバレー!?
第1章 理想のペア、魔法使いたちとビーチバレー!?
次は木手がサーブを打ち、ゼロがレシーブしました。イチイがトスし、ゼロは再び魔法を使ってスパイクを放ちます。
「破壊魔法!」
「させねえ! ワンダーキャッスル!」
丸井が何とゼロの破壊魔法を防ぎました。
「ナニー!?」
と、叫ぶゼロに、
「ぐっ……!」
イチイは丸井のブロックが取れず、その場で転がり、ボールは砂の上でバウンドします。理想のペアに点が入り、これで得点は5対3です。
「うっし!」
丸井は両手でガッツポーズします。
「さっきは使っていなかったじゃないですか……」
メガネを光らせ、そう言った木手です。
ここでビーチバレーの対決は終了か、何やら、ゼロが赤いリボンを2つ付けた茶髪の少女に怒られ、連行されてしまいます。
「くそー、ニナー、はーなーせー。勝負はここからなのにー」
「あの、君たちを僕たちと同じ受験生の魔法使いと疑ってすみません。もっとビーチバレーをしたかったけど仕方ないな。では、失礼しました」
ゼロがニナと呼んでいた赤いリボンを2つ付けた茶髪の少女に連行されたあと、イチイも丸井と木手にお詫びのあいさつをし、行ってしまいました。