「新テニ×まもロリ」理想のペア、魔法使いとビーチバレー!?
第1章 理想のペア、魔法使いたちとビーチバレー!?
「こっちも2度は決めさせないよ。防御魔法!」
「何!?」
イチイの防御魔法で丸井の妙技綱渡りはブロックされ、ボールは理想のペア側に転がり落ちました。点数はゼロとイチイペアの方に入り、これで3対3の同点となります。
「これが、魔法使いの力……」
「ちっくしょい……」
理想のペアはゼロとイチイの魔法の強さに驚愕と悔しさでいっぱいになっていました。
ゼロたちペアは不敵に笑ったあと、イチイがサーブを打ったのでした。
「丸井くん!」
木手が声を掛けながらレシーブし、
「おう!」
丸井はすぐに反応し、トスをします。そして、木手は得意技でスパイクを決めようとしていました。
「海賊の角笛(バイキングホーン)!」
「防御魔法!」
と、イチイが魔法を使ってブロックをしますが、木手の海賊の角笛の威力があったため、イチイの防御魔法は破られました。理想のペアに得点が入り、4対3です。
「す、すげえ、海賊の角笛って魔法ごと吹き飛ばせるんだ。ちょっと、ジャンプサーブのビッグバンとごっちゃになってる気もするが……」
丸井が感心しながらツッコミます。