• テキストサイズ

【銀魂・トリップ夢】ガラスの剣

第2章 端緒


仕事して、お風呂入ってご飯食べて食器洗って洗濯物たたんで、明日の準備して寝て、起きて弁当作って朝のニュースみながらご飯食べて、仕事しに行って。


就活してるときは、仕事もプライベートも(主に二次元)充実させるつもりだった。

いつの間にか、仕事中心の生活。

こんなはずじゃ無かったのに。

あーつまんない。
惨めだな、なんか。


天を仰ぐ。

「・・・二次元の世界に逃げたい・・・」

呟いて、刹那。

わりと近くで聞こえる、雷鳴。

降り注ぐ、大粒の雨。

天気予報、雷雨とか聞いてねえよ。


無いよりはマシ、小さな折り畳み傘を開き、残りのお酒を飲み干し、リュックにコンビニ袋とスマホを投げ入れ、立ち上がる。

自転車にまたがり、一漕ぎ。

対向車のヘッドライトに照らされ、反射的に目を瞑る。

ほろ酔い気分にどしゃぶりの雨、ペダルを踏み外し、バランスを崩した車体、

生身は芝生の斜面を滑り落ちる。


葦の茂みの中で固い何かに頭をぶつける。

雷の落ちる音が頭のすぐ近くでした。


/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp