連載中
[ID] 65263
[作者] ◆波音◇亀更新[概要] かぶき町に異世界転移(トリップ)してしまった社会人女子(夢主)
[ジャンル] 二次元[ページ数] 10
[PV数] 3027PV
[しおりの数] 3
[作品公開日] 2020-05-02
[最終更新日] 2021-01-24 22:17
[拍手] 319
[ランキング]
総合 | 5576位 (過去最高 2805位) |
昨日 | 6767位 |
[作品説明]今日も満員電車に揺られて、クソな職場に向かう。
万年人手不足の職場。
パワハラセクハラ発言、長時間労働、休憩中の呼び出し、休日出勤。
ボーナス何それ美味しいの?
パソコンとにらめっこしている目の前で、上司は上体をうつらうつら。
・・・人にはあまり残業するなうるさいのに、自分は残業代稼ぎですか。
「え、分かんないの?」
・・・教えてもらってないのに、出来るわけねーだろ。
愛想笑い、疲れた。
平和に過ごしたかったから、今まで我慢していた。
「分からないことを分からないって言っちゃだめなんですか?
後から入ってきた人間が先にいた人間より仕事できないの当たり前ですよね。
ていうか前から思ってたんですけど、○○さんって人を嫌な気にさせないといけない役割とかあるんですか?
・・・あ、すみません下っ端のくせに生意気言って。
でも私、そのやり方分かんないんで、勉強して頭に叩き込んできます。
お疲れ様です、お先失礼します」
_____「やっちまった・・・」
閉店時間15分前に駅前の本屋さんに寄って、川沿いの土手で、コンビニで買った500mlストロング缶チューハイを喉に流し込んで、イカのスルメをかじって。
2~3回繰り返し、一息ついて。
冷静になって、後悔の文字が頭を支配する。
・・・明日どんな顔して出勤すればいいのか。
“有休”の文字がよぎったが、格好悪すぎる。
液体を喉に流し込み、空になった缶を両手で潰す。
・・・明日、考えよう。
既に開封した2本目を片手に、天を仰ぐ。
「・・・逃げたい・・・」
呟いて、刹那。
わりと近くで聞こえる、雷鳴。
降り注ぐ、大粒の雨。
天気予報、雷雨とか聞いてねえよ。
自転車にまたがり、ペダルを一漕ぎ。
対向車のヘッドライトに照らされ、反射的に目を瞑る。
車体はバランスを崩し、生身の体は芝生の斜面を滑り落ちる。
足元の悪い中斜面を登った先、視界に移るのは、
「・・・神隠し?」
普段とは違う、見慣れない町並みだった。
*************
⚫主人公設定
デフォルト名:青葉 椛(あおば もみじ)
年齢:22歳
髪:黒髪、セミロング
外見:童顔、化粧っ気なし
⚫「銀魂」のかぶき町に異世界転移(トリップ)してしまった主人公。
⚫沖田総悟が恋のお相手。
[
レビュー]
この作品にはまだレビューは書かれていません
この小説のURL
この作者のほかの作品