第4章 輪虎(りんこ)×幼馴染
そう私が呟けば、彼の身体がピタッと動かなくなり、息も絶え絶えに彼を覗き込む。
『輪、虎?』
「煽ってるのかな。…仕方ないね、本当に君は」
何を言って…?
わけが分からず、身体から力を抜いて思考を巡らせようとすると、
『きゃあっ!んっ、はぁ……』
そう一気に、私のナカを彼の熱いモノが貫いたのだ。
奥に来て、る…!
物足りなかった快感が、急に埋められて心臓が大きな音を立てて鳴り出している。
輪虎、どうしちゃったの?
『!』
ゆっくりと目を開けば、彼の顔がすぐ目の前にあり、額同士がコツンとぶつかる。
「華の全部、貰うね。
動いても、いいかな?」
『んっ、ぁ……し、て…!』
いきなり挿れておいて何を今さら…
なんて言う余裕は無く、彼の少し乱れた息遣いに気持ちは更に高まっていく。
そのまま自然と唇が重なれば、舌を互いに絡めて、腰をゆっくりと打ち付けられる。
『んっ、ちゅ……ふぁ、ぁ、ん…!』
「もっと、ん…乱れた姿を、見せて、くれるかい…!」