第2章 信(しん)×村娘
『やぁあ!』
もちろん急に深く突き上げられた私は、叫び声のような声を発してしまうが、おさえる手も今では自由に動かせずにぎゅっと目をつぶる。
「声、我慢すんじゃねーぞ」
『そん、なっ……あぅ』
そう耳元で低い声を聞けば、下腹部に意識を持っていけば、今度は胸を舌で攻め立てられる。
『しん、さま…はぅっ!もっ、だめ、です!』
「先に、果ててもいいぜ…!やめねーけどな!」
『んっ、ぁ……いじ、わる……』
さっきまであんなに優しかった信様はどこに…!?
なんて思ってる暇もなく、ただ快楽に溺れていく。
時折見せる彼の笑顔に心が締め付けられ、ずっと一緒にいたいとそう思ってしまうのだ。
そして、足先から何かが登ってくるような感覚に襲われ、全身に力が入っていく。
やだ、これ……
『ふっ…んぁっ、んんっーーー!!!』
「…っ!?そんなっ、しめんなよ!
って、そっか。果てちまったのか。…やっぱ華、可愛いな」
脱力して息を切らしていれば、頭の中がふわふわとして瞼が重たい。
今、私、信様に可愛いって言われた…?
そう頭の中で考えているうちに意識を手放してしまったんだ。