第5章 俺の彼女を紹介します。【澤村大地】
大「おっ、名前ん家、ここだよな」
「うん。もう着いちゃったね……バイバイしたくないよ」
大「俺だって……帰したくない」
「次は、テスト終わったら……だね」
大「ああ……さっきはああ言ったけど、いざとなるとすげぇ緊張するよ」
「……私、大地くんとなら初めてでも怖くないよ。だから緊張しないで、楽しもうね」
大「名前……本当にありがとな」
「ほらぁ!その笑顔だよ、可愛いの!」
大「なんかさ……名前になら可愛いって言われるのも……悪くはないと思ってきた」
「大地くんのそういう素直な所が可愛いの!」
大「そっか、ハハハ!」
「大好きだよ。おやすみなさい」
大「俺も大好きだよ。おやすみ、名前。
(俺、心臓……もつのか……?)」
***
大「……スガ、時が来た」
菅「マジかよ!?ってかその感じ、田中・西谷っぽいから!!」
大「何!?……まぁいい。で、ゴムの使い方って知ってるか?」
菅「し……ってる!って言いたい所だけど!!調べるか!?」
大「……あと、買いに行くの付き合ってくれねぇか?」
菅「ぃよしっ!任せろ!!」
大「恩に着る!テスト勉強集中できねぇ!」
菅「ところで昨日、名前ちゃんに白鳥沢の子、紹介してって頼んでくれたか?」
大「あ、悪りぃ。忘れた」
菅「ふざけんな、早く言えよー!!」
END