第5章 俺の彼女を紹介します。【澤村大地】
「はじめまして。白鳥沢学園2年の苗字 名前と言います。大地くんと、お付き合いさせてもらってます」
菅・旭「……え」
大「はい、お前らも自己紹介する」
菅・旭「ええええええー!!??」
大「何驚いてんだよ?彼女紹介するって言ったべ?」
菅「えぇ!?だって白鳥沢だっ……ええぇっ!?大地てめー!!このヤロー!!」
旭「スガぁ!?落ち着いて!?」
店員「あ、あのー……ご注文は……?」
菅・旭「ドリンクバー4つ!!」
***
菅「……で、最初から全部聞かせてもらうぞ大地」
大「名前とは白鳥沢戦で知り合ったんだ。名前は白鳥沢でチアやってて、あの日も応援席にいた」
菅「チア!?」
旭「へぇー、いいなぁ」
大「旭、黙れよ」
旭「えぇ!?俺にだけ怖い!!」
「試合が終わって会場をはけるときに、部活の道具が入ってる大切なバッグが見つからなくなっちゃって……私、まだキャプテンになったばかりなので不甲斐なくて」
菅「チアのキャプテン!?チアリーダー!?さらりと重大情報言った!!」
「そしたら大地くんが一緒に探してくれたんです。5セットマッチの試合ですごく疲れてたのに……」
旭「そんな事あったっけ?」
大「表彰式の前だな。お前らがバナナ食ってた時」
「試合中も敵チームながら『1番さんすごいなぁ』って思ってたので……舞い上がって、私から連絡先聞いちゃったんです」
大「フフフ……!」
菅「何だよー、活躍なら俺もしたのによー」
旭「俺も俺も!」
大「で、メールとか電話で仲良くなって付き合う事になった。短時間だけど、デートも2回した」