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【ONE PIECE】桃鳥とあんなコト。

第8章 【仲直りの印】


清く焼きもちを焼いてくれれば弁解しようと思っていた少し前の自分を殴りたい。



『もう暫くは顔出さないで下さい』
「いや実は誤解であってだな……」
『言い訳なんて聞きたくないです』



背を向けて口を聞こうとしないにどうしたものかと頭を掻く。これは流石に揶揄い過ぎたと思い、誤解を解こうと彼女の肩に手を置こうとしたら『触らないで下さい…!!』と言われて振り払われた。



「………こっち向け」
『嫌です』
「ぶっ…!」



無理矢理に目を合わせようとすると、枕を投げられ顔面に当たった。



「…お前」
『…………』



ベッド上で背を向け、縮こまる。こういった彼女を見ることは無いので新鮮な気持ちだが……今はそれ所では無い。弁解の方が先だ。



「いいか、よく聞け」
『…………』
「この匂いは俺がわざと付けたんだ」
『…なんの為に』
「お前に嫉妬してほしかったからに決まってるだろ」
『…………』



本当のことを言うと、振り向いてはくれたが呆れられた目で睨まれた。
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