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【ONE PIECE】桃鳥とあんなコト。

第7章 【愛と情熱の国だから】


どうやってベッドまで誘おうかと考えているうちに、彼女は出掛けてしまっていた。俺は急いでその後を追った。



彼女に追い付くと、届け先の家の扉の前で若い男と話している姿が見えた。仕事なんだろうが、どんな理由であれ俺以外の男と親しげに話す光景が気に入らなかった。

指を動かしてその男を始末しようとした瞬間、話は終わったのかは来た道を戻り始めた。その様子が目に入り手を引っ込め彼女の元へ近付いた。



『着いてきてたんですか』
「フッフッフ……まァな」



彼女の隣を歩きながらいつもの様にあーでもないこーでもないという言い合いをする。
さり気なく腰を抱き寄せれば、避けることに失敗したのか不服そうな顔をする。やんわりと腰を撫でれば『セクハラです』と言うが「それ以上のことやって来ただろ」と返せば何も言えずに黙る彼女。



『…あの、こう見えても本当に腰が怠いんですよ』
「それがどうした?」
『だから……』



"せめて1ヶ月後にしませんか?"



「それは俺が死ぬ」
『その前に私の腰が死ぬんですがそれは』
「簡単には死なねェさ…」



このまま薬局へと戻ったらベッドへ直行だと言わんばかりに、がっちりと腰を掴む。それに対して彼女は溜息を吐き、仕方なくといった感じで受け入れた。



.



「悪ぃが今日はこのまま入れるぞ」
『えっ、ちょ……』



帰宅するなりベッドに組み敷かれ、下着を外されいきなり欲望を入れてきた。
はちきれんばかりの彼の欲望はいつも以上に大きい気がした。入れられるなり、何とも言えない痛さと快感が交差する。

これに耐えるには何かに掴まりたい……そう思い、彼の首に腕を回す。必然的に顔は近くなり、唇にキスを落としてくる。



『…んっ……』



腰を振る彼の律動の激しさに必死に耐える。昨日の夜に続けて今日の昼は……流石にきつい。それを理解しているのかいないのか分からないが、心做しか彼は優しくしている。



「昨日のお前の厭らしい顔を思い出してなァ…」
『……変態』




それからはお互い一緒に果てた。暫くは彼の首に抱き着いていたので、離れると同時に欲望を抜かれたので変な声が出てしまった。



「誘ってんのか?」
『誤解です…!』
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