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【ONE PIECE】桃鳥とあんなコト。

第1章 【初めての夜】


時は夜遅く。

決して広いとは言えない部屋に設置してあるベッドの上で、大男1人と女1人が格闘をしていた。



『だから今日は嫌ですってば!』
「アァ?今日は俺達の気持ちが通い合った大切な日だろうが!!」
『嫌なものは嫌なんです!!』



そう。今日は2人が両想いになった日。しかし相手はドフラミンゴ。早くも夜の営みへと移行したい様だ。

取っ組み合いになる寸前に、決着はもう着いている。彼は背丈も大きく力も彼女に比べれば大きい。そんな彼に適うはずも無く、彼女は呆気なく組み敷かれた。抵抗しようとしたは、それも無に等しいと分かったのか大人しくなる。



「フッフッフ……もうギブアップか?」
『糸で拘束されたら、もう何も出来ないですよこっちは』
「よく分かってるじゃねェか」
『…きっと明日の朝には別れてるかもしれませんね』
「ア?」
『彼女をこんな乱暴に扱う彼氏が居てたまりますか』



彼の下で顔を背け、目を合わせないようにしながらそう言う。ドフラミンゴはまたいつもの笑みを崩さずに糸を解除した。そして彼女の頬に手を添え、愛おしそうに撫ぜる。顎に手を掛け無理矢理に此方を向かせるとキスを1つ落とした。

初めはそれだけだと思ったが、彼女の顔が真っ赤だったのでもう1度口付けをする。次第にそれは濃厚なものに変わっていき、酸素を求める為に口を開く僅かな隙間を見逃さず彼女の口内へと侵入する。逃げる舌を追い、絡めとる。



『んん…っ』



もう息の限界だと彼の胸板を叩く。意外にも大人しく離れたドフラミンゴに驚きつつも呼吸を整えようとしたが、それも束の間。抱き起こされて、腰を引かれまた深い口付けをする彼。

口付けに気を取られているのを良いことに、服の下へと侵入するドフラミンゴの手。彼の手は大きくて男性らしいゴツゴツとした手。そんな手が、やんわりと下着の上から胸を鷲掴みにする。それに気付いた彼女は力づくで離れようとした。

…が、ドフラミンゴはレイラの後頭部に手を回し更に深く口付ける。彼女はもう頭が正常に働かないくらいに、口付けでもうヘトヘトだ。
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