第3章 【お強請りの仕方】
口内に舌を侵入させ、歯列をなぞったり舌を絡めとったりする。その度に甘い吐息を漏らす彼女の声を聞いて、欲情する。
片手は彼女の腰を抱き寄せ、もう片方はシャツの牡丹を外す。そして下着のホックを器用に取り外すと、ベッドの下へと投げ捨てた。顕になる胸を鷲掴みにすると、口付けをしていた彼女の口から嬌声が漏れた。
『っん…』
先端が硬くなっているので摘んだり弾いたりすると、身体をビクッと震わせる。今日はいつもの体位だとつまらないから、対面座位っていうのをやるか。
そうと決まれば彼女の下着を脱がせて「ここに座れ」そう言うとは『…えっ』と言う。仕方ねェなと言いつつ、彼女の腰を掴んで座らせる。それと同時に中に入ったドフラミンゴの欲望。
『ぁあっ!』
「フッフッフ…今日はお前が動く番だぜ?」
『…っえ』
「俺が腰を抑えててやるから動けよ」
『っあ、そんな事言ったって……』
顔を真っ赤にしながら首を横に振る彼女。それはとても可愛いのだが、自分で腰を動かせて快楽を味わうの顔が見たいという俺の気持ちもある。優しく口付けをして「…な?」と言えば、素直に頷く彼女。それを見ていつもの笑みを浮かべる。
『…っ、じゃあ動きますよ』
「アァ…」
そう言って上下に揺れ始めた彼女。しかし、1番感じているのはだけだ。
『っあぁん……!……っう………んぁ…』
「…オイ」
『んっ……あぁあ…ッ』
気持ち良くなっているのは彼女だけ。感じている顔と声を堪能出来るのは良いが、ドフラミンゴは全くもって気持ち良くなっていないのだ。頑張って動いているには申し訳無いが、腰を掴んで動かしてやるか…。
そう思い、しっかりと彼女の腰を掴んで前後に動かす。