第11章 2人の部屋
しばらく抱き合ったあと。
奈々「…コーヒー入れてくるねっ…」
そう言ってキッチンへ向かった。
奈々(私…何言ってんだろ…人のこととやかく言える立場じゃないのに…)
20歳も離れている大人に向かって何てことを言ったんだと後悔していた。
子供の考え…。そう思われたかもしれない…。
そう思っていた時、雅弘さんがキッチンへ来て私を後ろから抱きしめる。
桜木「…奈々?どうしたの?」
奈々「……ううん、なんでもない」
桜木「……。…奈々、俺のお願い聞いてくれる?」
奈々「…お願い?」
桜木「うん、せっかく2人だし…今日1日…俺の奥さんになって?」
奈々「え!?ちょ…」
桜木「いいだろ…?」
そう言って私と向き合うとキスをした。
奈々「…っ…」
私はその後、桜木さんと一緒に昼食を作ったり、掃除をしたり、コーヒーを飲みながら休憩したり…。
桜木さんとできるだけ楽しい時間が過ごせるように努力した。
桜木「…楽しい」
奈々「私も楽しいよ!」
そう言って笑い合う。
すると…
桜木「…奈々…一緒にお風呂入ろうか?」
夕方頃、桜木さんの思わぬ提案にドキッとする。
奈々「…っ…うん」
そう言って2人で浴室へと向かった。
浴室内ーーー
奈々「あっ、ちょ…くすぐったいよ」
桜木さんが私の身体を撫でる。
桜木さんの手が私の胸に触れた時…。
奈々「…っ……」
桜木「感じてるの?」
そう言われて先端を攻められる。
奈々「っぁ…」
身体がピクンと跳ねる。
桜木「…っ…」
桜木さんはゆっくりと手を下ろし秘部を撫でた。
奈々「…っんん…雅弘っ…」
少しずつ溢れる愛液をクチュクチュと音を立てて掻き回す。
奈々「いやっ…音っ……」
桜木「ココ…いやらしい音するね…」
そう言いながら優しく愛撫を続ける。
激しくないのに気持ち良くて甘い声が漏れる。
桜木さんの優しくもどこかいやらしい触れ方がもどかしくて敏感になる。
奈々「やっ…そんなっ…」