• テキストサイズ

とりかえばや!(ヘタリア)

第2章 とりかえばや生活になれましょう。


「あいつら、なんかあるよな」

残ったカレーをパンにはさんで食べながら帰る朝帰り二人組。




アーサーさんは難しい顔をしていた。

「なんか?…ていうかアーサー。いいかげんにトマトケチャップ!」

アーサー、手当はしてもらえなかった様子。ちなみにカレーパンを所望したのはアルフレッド様です。

「と、言うか本田は何かを隠している」

「おい、聞けよケチャラー探偵」




「ねぇ、菊」

「あ、目を覚ましましたか?よかった…」

お茶を飲みながら笑っ○よきかな?を見ていると、布団に寝かしたフェリシアーノさんが声をかけてきた。
「なんか悩んでる?」

「え?」

思いもしない言葉に、私は振り返る。


「んー…よく寝た。お昼になっちゃったんだね。『ピタ○ラス一致』見逃しちゃった〜」

フェリシアーノさんは茶の間までハイハイしてきた。
そして新聞を目で追いながら言った。

「…ねぇ、菊。ルートだけじゃなくて、俺のことも頼ってね。あ、俺!頼りにならないから、力になれないかもしれないけど…」

「…フェリシアーノさん…」

ただ黙って新聞に目を通すフェリシアーノさん。

きっと心配してくれたんだな…。

私は少し申し訳ない気持ちになった。ルートさん、私フェリシアーノさんにはだまし続けるなんて、できません。


「あの…フェリシアーノさんっ!私は…コスプレしてるんです!」

「…は?」
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp