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初恋はいつもきみと

第2章 初恋はいつもきみと




私は、国防とか難しい事が分からないけど
それでも、辛くて大変なことも一緒に歩んで行けたらと思うんだ。

初恋はいつもきみと

「ここまで、嬉しそうに僕についてきておいて、付き合って無いのに部屋には行けないって?君、正気?」

「‥わ、私、そんなつもりなくてっ」

「はぁー、そんなつもりない?この僕に誘われてるのになにそれ‥イラつくな‥大体、そんな事言うってことは、咲‥まさか、処女なの?」

彼は和泉。今をときめく男性アイドルグループの一員で中性的な顔つきのメンバーだ、歌番組での共演をきっかけに仲良くなった。limeやら電話のやり取りをし、いざ今日と言う日を迎えた。ご飯を、言う事で2人で職業柄もあり個室で楽しい時間を過ごした。
この後どうする?の言葉に私は、オススメのバーに行こうよ!と軽い気持ちで大好きなバーに彼を連れてきた。

ここは、19歳になったお祝いでユウに連れてきてもらってから、私にとっては大好きな場所で、とは言ってもまだ2ヶ月くらいしか経過してないけど‥。それでも、誰かと一緒に来れた事が嬉しかった。アイドルなんて職業を選んでからお一人様がずっと長かった‥だから、同じ職業である和泉と友達になれたらなんて考えていた‥。
現実は男女の友達なんて無理だったようでこのザマであるが

「私が、しょ、処女かどうかなんて和泉には関係ない!!」

「はー、これだから‥拗らせた女はめんどくせえな‥。処女なんて面倒なもの早く捨てろよ?重い以外のなんでも無いし」

和泉は呆れた視線を私に向け、左手で頬杖をついて私を見るとニコリと笑い、机の上にある私の右手を覆うように右手を重ねてきた
汚い手で触らないで欲しい‥嫌悪感を感じた私はその手を振り払い、睨むように視線を向けた
その行動に腹を立てたのか和泉はコップに入ったお冷を私に向かってパシャリと浴びせかけた

「咲、これで頭冷やしなよ‥僕、冷めたから帰るね」

ポタポタと髪の毛を伝って落ちる水滴を見つめる事しかできなかった。
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