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I do it to want to do it

第2章 1day


 ラギーside


食堂を後にし、俺たちは植物園へ戻る。


途中、ユキさんが二年のリーチ兄弟に捕まって、攫われかけたり、監督生ちゃんとハーツラビュルの一年コンビがグリムくんを追いかけているのに巻き込まれたり…と、災難に巻き込まれたりもしたっスけど、無事到着。



植物園に入るなり、ユキさんはレオナさんの方へ一直線に駆けて行った…


きっとユキさんが獣人だったら、レオナさん以上に分かりやすいんだろうなぁ…



ユキ「レオナ、今日はラギーのおすすめでチョコパンにしたんだよ」



レオナ「良くそんな甘ったるいモノ食えるな…」



ユキ「レオナも食べる?」



レオナ「俺は甘いのは食べないんだよ」



ラギー「レオナさーん、これでよかったスよね」



レオナ「ああ。 ユキ、俺は肉が良いんだよ。

肉付きの良い噛み応えのあるヤツがな」



ユキ「へぇーそーなんだ」



レオナさんの話を右から左に受け流し、返事も(言ってしまえば)棒読みなユキさん…


偶に(誰にとはい言わないっスけど)自然に塩対応するんスよねぇ…



ラギー「(ユキさん興味なさそー…あ、お腹すいてたんスね)

レオナさん、財布っス」



レオナ「…ああ」



ユキ「このチョコパンおいし~!

さすがラギーチョイス!絶品!ありがと~!!」



ラギー「喜んでもらえてよかったっス…

(レオナさんからの目線が痛い…刺さる刺さる!!)」



レオナ「・・・・・・

ユキ、こっち一口食べるか?」



レオナさんから食事を分け与える精神!?


((や、やべぇ、お母さん泣いちゃいそうっスよ??))


相手がユキさんって言う、レオナさんのお気に入りで、妹みたいな存在だとしても…


いや~時の流れって大事なんスね…



ユキ「??」



さすがにこれはユキさんも驚いてるッ!


そりゃそうっスよね!俺も飲んでる水吐き出すところだったスよ!



ユキ「ね、熱でもあるの…?」



レオナ「あ?いらねえのかよ」



ユキ「い、や…???」



ラギー「レオナさん?ほんと、どっか頭ぶつけたんスか??」



レオナ「??」
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