第11章 空白
頭から地面に着地する一護の父、黒崎一心
「ぐお…っ。今の攻撃をかわすとは…さすが我が息子…」
「な…何やってんだよてめぇは!?」
「…で…出かける前に…これをお前に…」
「?何だこのきったねーお守りは?」
「き…汚ねーとは失敬な!昔母さんが俺にくれたお守りだぞ!運とご利益のカタマリだ!」
「な…何してんだよ!もらえねえよこんなもん!!」
「あ…あたりめーだ!誰がやるか!!誰がやるかァ!!!」
一心は一護から顔を離し言う
「旅行の間貸してやるだけだ!終わったら俺に返しに来い!」
一護は少し顔を伏せる
「オラ!返事はどうした!?ちゃんと返せよ!?なくしたらテメーヒゲそるからな!!俺の!!」
「お…おう…」
手の中のお守りをグッと握り一護は言った
「…じゃあ!借りてくぜ!」
「おう!」
─────
途中織姫と合流した一護は商店前にいた茶渡、石田と合流した
「おーーっ、全員揃ってるっスね。結構結構♡」
下駄を鳴らしながら浦原が現れる
「さてと、そんじゃ中で説明しましょかね。尸魂界へ行く方法。ちゃんと聞いといてくださいよォ。でないと、尸魂界へ着く前に死ぬことになる」
───
「ハイハイ 皆サーン!こっちにちゅうもーーく♡いきますよーー♡」
パチンと指を鳴らす浦原
するとどこからか枠が現れる
「さ これが尸魂界へ続く門、穿界門。よーーく聞いといてくださいね。これから教えるのはこの門を"死なずに通り抜ける方法"っス」