第1章 【加州清光】赤い椿
指を抜くと、すぐさま熱いモノがあてがわれる。
「はぁっ、や、だめ、」
言葉とは裏肌に、体は清光を求めていた。
清光「早く挿れての間違いでしょ?」
清光は、苦しそうな表情をしながら、私の頬をすぅーっと軽く撫でた。
「…清光…」
私は、清光の首に腕を回した。
耳元であーもう。と吐息混じりに呟くとナカに熱いモノがはいってきた。
「あっ、ぁ、…」
清光「その蕩けた顔…堪らない」
ゆっくりと腰が動き出す。
揺れる度に、フサフサと艶のある黒髪が私の上で揺れた。
「あっあっ、きもちい、…清光っ、」
奥にあたる度に突き抜けるような快感に身を震わせ、ひたすら清光にしがみついた。