第1章 【加州清光】赤い椿
赤く熱帯びたその瞳。
今、私は貴方にどんな風に映っているのだろう。
清光は、私の髪を指先でずらすと首元に口付けた。
鈍い痛みも今は快感だった。
「んっ、そこに付けたら見えちゃ、う」
加州「見えなきゃ意味ないでしょ」
清光は、ありとあらゆる所にキスを落としていった。
「ん、、…っあ、」
太ももに噛みつかれ、思わず腰が浮く。
加州「主の肌、白くて綺麗だから噛みつきたくなっちゃう」
悪戯に口角を上げ、私を見下す。
身体中が熱い。
下半身が疼く。
「清光…もっと触れて」
加州「…どう触れて欲しい?」
清光は、スーッと下着の上から割れ目をなぞる。
「あっ、…」
加州「口で教えて?」
耳元で甘く囁かれる。