第1章 【加州清光】赤い椿
「っ、清光!!」
主は、布団から抜け出そうとした。
だから俺は馬乗りになって、手首を掴み床に押し付けた。
加州「逃げないでよ。だいたい誘ったのは主でしょ?」
「ちがっ、んんっ、」
加州「いいから黙って俺に襲われてなよ」
深く口付けていく。
逃げ惑う舌を強引に絡める。
その度にピクっと揺れる腰。
「はぁ、…きよ、みつ…」
主は、徐々に抵抗しなくなって、涙の溜まった瞳で俺を見つめた。
加州「…気持ちいい?」
「っ、…」
顔を手で覆ってこくんっと頷く。
ああなんて可愛いんだろう。
着物を脱がせ、白く豊かな胸の先端に触れた。
加州「キスしただけななのにもうこんなに硬くなってる」
「んやぁっ、」
先端の突起を軽くはじく。
息をあげ頬を赤く染め甘く喘ぐ主。
俺だけが知ってる主。