第6章 カロス地方の思い出
私達は今、ミアレシティに居ます
「カルム、今日はありがとうね」
私はクマシュンのぬいぐるみを抱きしめながらカルムと手を繋いで歩いている
「氷空、元気になった?」
「うん、ありがとう」
私達は見つめ合うと…ライブキャスターが鳴った
「はい、あっノボリ兄さん?」
「氷空、クダリから聞きましたが…悲しそうな顔をしていたそうですね?」
兄さん、それって2~3日前
まあいっか
「ありがとう、兄さん」
「そう言えば、その縫いぐるみはどうしたのですか?」
「それは…あっ」
私が答えようとするとカルムが私のライブキャスターをひょいっと取ると
「どうも、現在氷空の彼氏のカルムです」
あれ?ノボリ兄さんの眉間のしわが増えてる
「貴方ですか、私達の大事な氷空を奪ったのは」
あれ?険悪なムード
「ノボリ兄さん、カルムも…どうしたの?怖いよ」
「カルム!カルムといいました?氷空…この間は君付けで呼んでらしたのに!!」
まあ、よく分からないけど
「じゃあ、切るよ!!」
私は電話を切って鞄の中にしまった
「氷空のお兄さんって似ているね」
「まあ、兄弟だからね」
私達は手を繋ぎながらヒャッコクシティに向かって歩いていった