第6章 カロス地方の思い出
フラダリはギャラドスをメガ進化させて戦っていたが、辛うじて氷空達が勝った
フラダリは怒りにまかせてサングラスを床にたたきつける
「あの…少なくても分け合った方が良いと思う…フラダリさんだってメガ進化使えたの…ギャラドスが力を分け与えてくれたからでしょ?それだけじゃない…他のポケモン達も…」
サナ…そうだよね
フラダリも黙っている
「伝説のポケモンは居ないし、最終兵器は使えないだろ…アンタだけが未来を心配するんじゃなくて…皆で美しい世界を望めば良いんじゃないのか?」
カルム…二人ともありがとう
「それが出来たらとっくにすべての争いが消えている!私に見えるのは!愚かな人間どもが自分の事だけを考え、今以上に奪い合う…哀しい未来だ…!…元は死んだポケモンを行きかえらせる為の装置…だが、古代の王はそれを最終兵器とした…取り込んだ伝説のポケモンのエネルギー…能力…目覚めた時に取り戻されたが出力を抑えれば望む結果は得られるか…」
フラダリさん…何を言っているの?
すると、急にフラダリは私達の方を向く
「氷空たち、最終兵器は私と同じ実を結ばない…いわば、従花…だが、最後!最終兵器に残された力を見せてやる!」
何をする気なの!?
「氷空、サナ、脱出!!」
「うっうん」
私は一瞬、フラダリを見てすぐに3人で脱出した
外に辛うじて出ると急に突風が来た
私達は皆と合流すると結界のアリスでその場をしのぐ
そしてみんなに気づかれない様に
「みんな飛ばされなくて良かったね」
「みんな無事で良かったですわ…」
そう言えば、フラダリさんは無事なのだろうか?
私達と一緒に出てはいないからまだ最深部に居るのかな?
「貴方達の勇気…優しさ…私、尊敬しているのよ!」
そういえばさっきからカルムは電話しているよね…
私達は色々とこれからの事を話すとそれぞれまた旅を始めた
「氷空、サンキュー」
「カルム…私…」
さっきまで最終兵器があった場所を見つめる
カルムも隣に立った
「フラダリさんは何処かできっと生きてるよ…そう信じよう?」
そうだよね…生きてるよね?