第6章 カロス地方の思い出
サナがそこら辺で幹部と追いかけっこしている間
私とカルムは目の前に居る幹部たちを全員倒して追い払った
「このボタンを押せば多分、伝説のポケモンを助けられる」
私は近づこうとすると
あれ?繭が…動いてる?
「カルム…」
私達は壁側によって繭を見ていると
伝説のポケモンが…目覚める
「イガレッカ!」
イベルタルは鳴き声を上げて私の方を見る
力になりたそうに
これが…命を奪ったと言われていたポケモン?
全然違うみたい
「私、最終兵器を止めたいんです!なので、手伝ってください!」
私は大きな声で伝えるとハイパーボールを投げる
イベルタルはすんなりボールの中に納まった
図鑑説明には
…寿命が尽きる時あらゆる生き物の命を吸いつくし繭の姿に戻るという…
私はニンフィアをカルムに預けるとイベルタルを手持ちに加えた
カルムとサナは私の近くに走ってくる
「よし!これで最終兵器使えないね!」
「凄いよ氷空!伝説のポケモン自ら友達になりたがるなんて!」
私はほっとしていると
「何という展開だ…まさか、本当に選ばれし者だったとはな!」
「フラダリさん‥」
私達は入口の方を見る
そこには、変な機械を背負ったフラダリが立っていた
「伝説と言われつつ随分健気ではないか…ポケモン、イベルタルよ!人に助けを求めるか…人の力を借りるのか…」
サナが何かフラダリに対して失礼な事を言っているみたいだけど放っておこう
私はフラダリの行動を窺う
「…伝説のポケモンを返して貰おう!」
そう言ってフラダリはポケモンを繰り出してきた
私もイベルタルを出す
最終兵器は私達が止めて見せる
そう思いながら