第3章 始まり
マルチトレインの車両の中に入るとデンチュラとシャンデラを出す
「ごめんね…不甲斐無いトレーナーだけど、一緒に居てくれる?」
当たり前だろ!というかのように二匹は答えた
「この車両でお父さんとお母さんはマルチバトルでバトルしてたんだよね」
懐かしい、でも二人のバトルはあまり覚えていない
幼かったから尚更
だからこそ
「私、旅に出たい」
言葉と同時に電車のドアが開いた
「やっと見つけました!」
「氷空、ボク心配した」
2人が走ってくる
「ごめんなさい」
私はいつの間にか泣いてしまった
目の前の2人は周りを見渡すと
「この電車はマルチトレインですね」
「そうだね」
私の反対側に立つ