第6章 カロス地方の思い出
「とりあえず、落ち着いた?」
「うっうん、ありがとう」
私とカルム君はクノエシティの端にあるカフェに来ていた
「ありがとう、カルム君」
「怖いの苦手だったんだね」
「うん、ゴーストタイプは好きなんだけど」
カルム君は優しいな
「そう言えば、氷空の生まれ故郷ってどんな所?」
「私はね、イッシュ地方のカナワタウン出身なんだ」
私はあれからカルム君に兄の事とかいろいろ話した
「それからね、ライモンシティに…あっ兄さんから電話だ」
電話に出ると
「氷空!やっとつながりました!!一体今までどうして連絡しなかったのですか!!」
「あ~ごめん!連絡する時間が無かった!!」
兄さん達は心配性なんだから…
「じゃあ、これからジム戦だから切るね!!」
すぐに電話を切ると
「今日はありがとう!カルム君」
私はクノエジムに向かって行った
残されたカルム君は
何だかグッと距離が縮んだと思った彼女が遠くに行ってしまう…そんな気がしていた