第6章 カロス地方の思い出
私達はそれぞれのメガリングをかざして勝負が始まる
グロウパンチ同士の攻撃が連続で行われる
素早さがほんの少し早かった私のルカリオの方が勝機があったようだ
「ルカリオ同士…全力を尽くした戦い!貴方なら、絆の力でメガ進化を使いこなせるよ!」
「ありがとうございます!」
私はそう言うとルカリオのモンスターボールをコルニさんに返そうとするが
「良ければ、貴方の旅にルカリオも連れてかない?」
「えっ?」
「貴方とのコンビもばっちりみたいだし!ね!」
コルニさんはウインクしながら話す
「良いんですか?」
私はルカリオとコルニさんを交互に見ると
「宜しく、ルカリオ!」
ルカリオをボールの中に入れるとコルニさんに向き合った
「ポケモンとトレーナー、お互いが勇気を与えあい…お互いが相手の為、心を痛める優しさがあればきっと、笑顔になれるよね!」
「はい!」
きっとそうだね‥と私とコルニさんは夕焼けを見る
この日の夕焼けは何だかいつもより綺麗な気がした