第6章 カロス地方の思い出
妹から何気ない一本の電話
それが、ギアステーションに一つの嵐の始まりだった
「あっノボリ兄さん?」
「氷空でございますか。嬉しそうな顔をしてどうしました?」
やっぱり気づかれちゃったか~と照れながら話す氷空はいつもと違う気がした
「私ね、久しぶりにすごく楽しいバトルが出来たんだ!」
凄く楽しいバトルですか
「相手はカルム君って言ってね…」
そうですか、カルムという小僧が原因ですね
「バトルスタイルとか‥って顔が怖いよ、兄さん?」
「すみません、最近徹夜続きで」
あっちからごめんなさいと謝る声が聞こえる
「氷空のせいではございませんので続きを話して下さいまし」
「うっうん私、終わらせたくない、ずっと続けたいと思ってしまうバトルができるから今が凄く楽しい!彼に会うたびに次はどんなバトルが出来るのかが楽しみなんだ」
「そうでございますか」
「うん!あっじゃあ、ジムリーダーに挑戦する約束があるから切るね!」
ライブキャスターを切ると氷空はシャラシティジムに向かった