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生まれ変わった後に

第21章 ギアステーションの日常とプラズマ団


私達がジャイアントホールにたどり着くとメイとヒュウが元プラズマ団と一緒に戦っているのが見えた
周りを見渡すと森…
敵の援軍が来たのを見て私とチェレンも戦おうとすると
キュレムの鳴き声が聞こえ…それに呼応するかのように私のポケットに入っていた石のペンダントが光っている

私はペンダントを首にかけると先に行ったメイとヒュウを追いかけてプラズマ団の船の方に向かって走って行く

船に近づく程冷気が強くなり
周りを見渡すと一面銀世界になっていく

色のある世界から銀世界へ…


私は制帽を深く被り直すと走り出した




先に行って戦っているメイとヒュウのおかげで思っていたよりも早くキュレムの近くにたどり着いた
目の前には傷ついたキュレムと…

「ゲーチス…」
「おや、久しぶりですね氷空」
2年前と雰囲気がかなり違ったゲーチスが立っていた…
灰色の服装で変な杖をついている

私よりも少し先に来ていたメイは私の方を見ると走ってくる
「氷空さん」
彼女は心なしか震えながら私のコートの裾を掴んでいる
目の前には傷ついたキュレムと忌々しげに私の事を見るゲーチス…
私は彼を睨みつけると

「ゲーチス…貴方だけは絶対に許せない」

「許せないですか…そうですね…」

ゲーチスは杖で地面を強くたたくと

「ワタクシにも許せない過去があるのですよ」

そう言って私とメイの方を憎しみこめてみてくる

「それを思い出させる不愉快な眼をしています…ですが、ここまで来た事に敬意を表しプレゼントです」

ゲーチスが再び杖を地面に強くたたくと周りの温度が下がっていく
私はシャンデラを出すとメイを守るような姿勢をとる

次の瞬間、一瞬だけ冷たい風が来て無数の氷の刃が押し寄せてきたと思うと別の光が…クロスサンダーの光が見える

「氷空…大丈夫?」
「N!!」

ゼクロムを連れて私達の目の前に現れた彼は悲しそうな眼でゲーチスを見ていた

「来ましたか…ヒトの心を持たぬ化け物Nよ」

まだそんな事を言うかこの外道が…と思いながら私とメイは事の行く末を見つめている
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