第1章 死のその先に
ライモンシティにある病院…
「お母さん!!」
「ノボリ、クダリ、来てくれたのね!父さんは?」
「シングルで挑戦者が来てしまったのでギアステーションに戻りました」
「そうなの…」
お母さんは仕方がないとため息をついた…
クダリはそわそわとしながら乳児用のベッドを見ようと跳ねている…
「妹!妹見せて!」
「はいはい」
お母さんは優しくノボリとクダリの妹…氷空を抱っこする…
「氷空よ…二人とも仲良く面倒を見るのよ」
ノボリとクダリはもう5歳…面倒を見るのは大丈夫だろう…
特にクダリは前から妹か弟が欲しいと言っていたから尚更ね…
氷空という名前はこの子が生まれる前に夢の中のテレビでカントー特集があった時にチャンピオンの女の子の娘さんの名前から取ったのよね…
夢の中の出来事からこの子の名前にするのは気がひけたけど、この子の名前になんとなくしっくりと来た…
3人ともお父さんみたいにポケモンバトルが大好きになるのかしら…
この子達の将来が楽しみだわ…