第18章 ポケモンスタンプラリーと迷子騒動
「氷空!」
「デント様まで」
私服姿の私とデント君達が急に入って来たので2人は驚いた顔をしている
「兄さん!私はちょっと管理室でポケモン探しします!デント君とエリナは事情を説明して」
私は管理室のパソコンから各駅の監視カメラの映像を出している
デントとエレナは兄さん達に説明をしている
「そう言う事か」
「デント様達が困っていると聞いては放っておけません」
兄さん達はそう言うと近くに居たカズマサとクラウドに指示を出し始めた
暫くすると画面には遊園地駅やライモン中央駅等、様々な駅が映し出され
「あ…キバゴちゃん見つけました!」
「ライモン東駅と遊園地駅ね」
2つの駅には私達が良く知っている人物がキバゴと一緒に映っていた
サトシとアイリスが保護していたんだ
私はライブキャスターを出すと仕事で遊園地駅に向かっているはずのカルムにサトシ君達に伝言をお願いした
場所はライモン中央駅に来てくれれば大丈夫だね
「で、氷空はいつまで私服でいるのですか?」
「あ…」
兄さん達怒って…るよね?
私は急いで鞄からコートと制帽を出すと羽織って
あれ?
「インカムが…ない」
そう言えば、クダリ兄さんが出かける前に私の鞄にお菓子を入れると言ってさわってたっけ
私は兄さんの方を見るとバツの悪そうな顔をしていた
多分あそこにあるな
しょうがない
「サーナイト、執務室の私の机の上にあるインカムを取ってきてください」
そう言って私達はライモン中央駅のホームに向かった