第16章 結婚騒動
次の日
私とカルムは朝一番の飛行機でカロスに向かった
「カルム、久しぶりのカロス地方だね」
空港はいつもと同じように賑わっている
カルムのご両親、元気かな
あっ博士たちにも連絡しないとね
私はそう思いホロキャスターを付けて皆にメールを送った
いつもとは違う私服を着た私は笑顔で
「午前中はミアレシティで楽しもう!」
そう言ってカルムの手を握って走り出した
多分、プランタンアベニューで買い物したりするのだろう
あそこには氷空のお気に入りのブティックがあるからな
そう思い付いていった
結局、カルムの実家のあるアサメタウンに着いたのは夕方だった
「あら、こんにちわ」
カルムのご両親は嬉しそうに出迎えてくれた
それで私達の結婚の事を話すと
「私達は大歓迎よ」
「早くその話が来ないかと待っていたんだぞ?」
2人はそういうとお祝いだとキッチンに向かって行ってしまった
私達はとりあえずカルムの部屋に向かうと
「カルム、それでどうするの?」
そう言えば、私はカルムに結婚したらどうするか聞いていない
「今まで通りに鉄道員を続けるよ」
彼はこの質問がくる事を知っていたかのように答えると
「君と一緒ならもっと高みを目指せる気がするからね」
そういうとカルムは私の手を引っ張って
「夕ご飯食べに行こう?氷空」
「うん!」
2人は手を繋いで下に降りて行った