第15章 カルムと私と兄さん達
インゴさんとエメットさんが帰ってから数ヶ月が経とうとしていた
明日は私の19歳の誕生日でその数日後には兄さん達の24歳の誕生日だ
今日は車両点検の為、バトルサブウェイは久しぶりの休み
のハズが…?
「来週はハロウィン!急いで仮装衣装を全駅員分作るわよ!」
私は兄さん達含めて駅員全員の服のサイズを測っていた
「今年もこの時期が来ましたか」
「氷空が無理をする時期だね」
兄さん達はそわそわしながら見ている
「急にどうしたの?氷空…」
「あっ!カルム君も採寸するから来て!」
私はメジャーを首から下げて立っている
「こうなったらあの子は聞きませんですから、カルムも早く行ってきなさい」
溜息をついてノボリ兄さんはカルムの肩を叩くとクダリ兄さんを連れてどこかに出かけてしまった
「あ~兄さん達も採寸したかったのに…まあいっか、多分去年と同じだよね」
私はメモをすると
「じゃあ、カルムも測ろうっか」
私はずっと徹夜続きでフラフラだけど
就任してからずっとやっているイベント関連は私の管轄の一つだから頑張らないと
私は彼にメジャーを当てながらメモしていった