第14章 インゴとエメット
「オウ!氷空!大きくなりマシたね」
インゴさんとエメットさんは兄さん達より5歳年上の従妹です
ノボリ兄さん達と違って少し髪が長めなんだよね
確か違う地方のバトルサブウェイのサブウェイマスターって言ってたっけ?
「お久しぶりです!インゴさんにエメットさん」
私があいさつをすると
「二人とも、何の用件で来たのですか?」
「僕達の氷空に触らないで!」
兄さん達がとインゴさん達の間に入ってくる
それにしてもこの二人の用件って何だろう?
「随分言うヨウになりマシたね…ノボリ」
うわー黒組が火花を散らしてる
その隣では白組が冷戦を繰り広げてるよ
「で、4人とも肝心の用件について話しませんか?今は仕事中ですし」
そう言いながら私はお菓子とお茶を置いていくと
「そうでシタね」
「俺達は氷空、キミに用があって来たんダ!」
えーっと私に用?
話しを聞いていると
インゴさんとエメットさんは私の担当しているランダムトレインに興味があるらしい
それで、長期休暇を利用してこっちに来たという事だ
私は一応一通りランダムトレインについての説明をすると
試しに二人はそれぞれ試乗すると言い出してきた
「今日はちょっと無理ですね…平日ですし」
私は今のシングル、ダブル…そして、マルチトレインの運行情報を確認すると
「明日、午前中はどうでしょうか?」
午前中は利用客が少ない
それなら思いっきり楽しめるだろうと提案してみた