第13章 ギアステーションの日常
カルムと兄さん達と私の4人で生活をする事になって1か月が過ぎた頃
ノボリ兄さんが風邪で倒れてしまった
「ノボリ兄さん…また無理して」
今日のシングルトレインとマルチトレインは私が代理をやるねと言うと
「すみません氷空」
元々家族の中で身体がそんなに丈夫では無い方のノボリ兄さんはよく風邪をひく
「じゃあ、仕事に行ってくるね!」
そう言うとノボリ兄さんの代理をする時に着る制服を持って3人はギアステーションに向かった
私とクダリ兄さんはカルムと別れると
クダリ兄さんは今日の代理の件についての説明を各部署の部長にインカムで伝える
私は今日についての書類を作成し始める
10分後
「クダリ兄さん、今日のシングルトレインとダブルトレインとマルチトレインの時刻表です」
「やっぱり早いね!氷空は!」
バトルサブウェイの始発は9時で終電は19時
始発までに一日の時刻表を制作しなくてはいけなかった
「これ良い!氷空天才!」
そんなに褒めなくても
クダリ兄さんはふふっと笑うと
「じゃあ、この調子でノボリ兄さんの分の仕事も終わらせちゃおうか!」
と言った