第13章 ギアステーションの日常
今回の挑戦者はチェレンだった
私はスカートの脇と脇を掴んで畏まったお辞儀をして
「本日はバトルサブウェイご乗車ありがとうございます。私、サブウェイマスターの氷空と申します。さて、次の停車駅ですが…貴方様の実力で決めたいと思っております。ポケモンのことを良く理解なさっているか、どれ程の絆を見せて下さるのか…どんな運命が待っていても自分を貫けるか…
勝利もしくは敗北、どちらに向かうのか…私と貴方様で決めましょうでは、出発進行ーッ!」
私はルカリオとフシギバナを出す
「さて、チェレン…キミに質問です…今回はどちらがメガ進化すると思いますか?」
チェレンが答える前に私はにこっと笑うと
ルカリオの方に向かってメガリングを掲げた
「さあ、私達の絆の力…そして、2匹のポケモンのコンビネーションを見せつけましょう!」
私はバトルの指示を始めた
結果は氷空の圧勝だった
明らかに自分が不利になる様にメガ進化を選んでいるのにもかかわらず、勝つなんて
俺と戦っている時とは違うバトルスタイル
君は以前よりさらに強くなったんだな
カルムはそう思い、世話役のクラウドに教えてもらい、仕事に取り掛かった