第13章 ギアステーションの日常
一通りギアステーションを案内した後
鉄道員の制服を渡すと
「これに着替えて、くれる?私は外で待ってるから」
そう言って更衣室を出る
今日からカルムと一緒の職場か
「着替えたよ」
私は振り向くと照れたような顔をする彼が居た
「似合ってる!」
私はカルムに抱き着くと
「じゃあ、駅員室に案内するね!」
みんな驚くよねーと話しながら歩いていく
「みんないる?」
「あっ氷空ちゃん」
あれ…?
兄さん達が居る
「やっと来ましたか」
ノボリ兄さんは私をクダリ兄さんの隣に連れて行くと
「今日から鉄道員として働いてもらう事になったカルムです」
「カルムです!宜しくお願いします!」
私は何とかしてカルムの所に行こうとするが
2人して私の手を掴まないでくださいって
鉄道員たちの紹介が終わると
インカムが鳴った
「氷空ちゃん!スーパーのランダムトレインに挑戦者が来た!スタンバイできる?」
「OK!今すぐに向かいます!」
私はすぐ鏡を見てカロスエンブレムが曲がっていないか確認して服装を整えると
ランダムトレインに向かって行った
「カルム~良かったな初日からサブウェイマスターのバトルが見れるで~」
「しかも、休日のマルチ以外ではほとんど見られない氷空ちゃんのバトルですね」
鉄道員たちは一斉にモニターを見ている
氷空の兄たちは執務室に帰っていく
カルムもつられてモニターをみはじめた