第12章 ギアステーション襲撃
兄たちは氷空のインカムが付いている事に気が付き
急いで電気石の洞穴に向かっていた
「プラズマ団に選ばれたってなんでだろう」
「分かりませんが、彼女が危険なのだけは分かりました」
そう言いつつクダリ兄さんのアーケオスに乗って
向かって行く
一方私達は
プラズマ団のしたっぱを蹴散らし
ゲーチスの目の前にやって来ていた
「これはこれはカロスエンブレムを持つ者…」
私の左胸に付いているエンブレムを見ている
「パレードの放送は見させて頂きました貴方は誰よりも優しい」
この人は何を言いたいのだろうか
「それに、人にはあまり言えない力があるとか」
治癒とか結界とかですねと
「それがなんですか?私に一体何の用ですか?」
ゲーチスはにやりと笑うと
「王は貴方を選ばれました…王は伝説のポケモンゼクロムを従えポケモンリーグに向っています…アナタがこのままポケモンと共存する世界を望むのなら、伝説に記されたもう1匹のドラゴンポケモンを従え…われらの王と戦いなさい…でないなら、プラズマ団がすべてのポケモンを人から奪い…逃がし…解き放ちましょう!」
何言ってるのこの人は
もしかして間に合わなかった?トウヤ君が?
ゲーチスはしたっぱを引き連れて洞穴を出ていってしまう
私は兄たちが来るまでトウヤに連絡を取っていた